Veo 3.1の使い方|Google Flowで動画を作る
「Veo 3.1って結局どう使うの?」「Google Flowのなかで使うときの操作手順がわかりにくい…」
最近、仕事関係の方からVeo 3.1についてこういう相談を受けることが増えました。情報はたくさん出ているんですが、「何ができて・どこから始めて・いくらかかるのか」を1記事で整理したものが意外と少ないんですよね。
この記事では、Google DeepMindの動画生成モデル「Veo 3.1」をGoogle Flow経由で実際に使うときの手順・料金・プロンプトのコツを、フリーランスとしてAI動画制作を仕事にしている私が整理しました。2026年4月時点の最新情報をベースにしています。
Veo 3.1とは?ざっくりおさらい
Veo 3.1は、Google DeepMindが提供する動画生成AIモデルです。2025年10月に前バージョンのVeo 3からアップデートされ、2026年1月には4K解像度や縦型動画(9:16)にも対応しました。
従来の動画生成AIと比べて、Veo 3.1の特長はざっくり次の3つです。
- 音声つきの動画が1回の生成で出せる(ナレーション・効果音・環境音が統合生成される)
- 物体の一貫性が強い(前のシーンで出した人物・小物が次のカットでも同じ見た目になりやすい)
- 4K・縦型動画にも対応(SNS投稿やTikTokそのまま使える)
ざっくりいうと「音声付きで、ちゃんと話の流れが通る動画が作れる」モデルです。昔のAI動画のように「画面だけ派手でキャラが毎カット違う」という破綻がかなり減りました。
Google FlowとVeo 3.1の関係
ここが初見だと紛らわしいところなんですが、「Veo 3.1」はモデル、「Google Flow」はそのモデルを使うためのWebアプリケーション、という関係です。
- Veo 3.1:Googleの動画生成AIモデル本体
- Google Flow:Veo 3.1・Gemini・Imagenを組み合わせて動画を作るための編集ツール(Webアプリ)
つまり「Veo 3.1を使って動画を作る=だいたいの場合、Google Flowで作業する」という感じですね。FlowとVeo 3.1の機能の違いについては別記事で整理しているので、気になる方は先にこちらを読んでおくとわかりやすいと思います。
→ Google FlowとVeo3.1の違いとは?AI動画制作への活用法を整理する
Veo 3.1を使うための料金プラン(2026年4月時点)
Veo 3.1はGoogleアカウントがあれば無料でも試せますが、仕事で使うなら有料プランのほうが現実的です。2026年4月時点のプランをまとめるとこんな感じ。
| プラン | 月額(2026年4月時点) | Veo 3.1の使い方 |
|---|---|---|
| 無料(Googleアカウント) | 0円 | 月10回・720p・最大8秒まで。お試し向け |
| Google AI Plus | 1,200円(開始2ヶ月は600円) | 生成回数・画質が拡張。個人で試すならここから |
| Google AI Pro | 2,900円 | 月1,000 AIクレジット。フリーランスの実務で扱いやすい主力プラン |
| Google AI Ultra | 36,400円 | 月25,000 AIクレジット。法人・制作会社向け |
個人事業主・フリーランスで業務に使うなら、まずはGoogle AI Plus(1,200円)で試して、案件が増えてきたらGoogle AI Pro(2,900円)に切り替えるというステップが現実的だと思います。いきなりUltraは必要ないです。
Google Flow経由でVeo 3.1を使う手順
実際に私がFlowでVeo 3.1動画を作るときの流れを、ステップで書いていきますね。
STEP 1: Google Flowにログイン
Google Flowの公式サイトにアクセスして、Googleアカウントでログインします。有料プランに加入していれば、自動的に使用可能なAIクレジットが割り当てられた状態で始まります。
STEP 2: プロジェクトを作成
新規プロジェクトを作成し、「Veo 3.1」をモデルとして選択します。Flowは複数のモデル(Veo 3.1・Imagen等)を切り替えられるので、最初の設定で間違えないように。
STEP 3: プロンプトを入力
動画の内容をテキストで指示します。Veo 3.1のプロンプトは「映像の描写」+「カメラワーク」+「音声の指示」の3つをセットで書くのがコツです。
例えばこんな感じ。
夕暮れの海岸、砂浜を裸足で歩く20代女性のクローズアップ。 カメラは彼女の背後からゆっくり追従するトラッキングショット。 BGMは穏やかなピアノ。波の音が控えめに聞こえる。
「被写体・アクション・カメラワーク・音」を必ずセットで書くと、想像通りの動画が出やすくなります。
STEP 4: 参照画像をアップロード(任意)
Image to Videoで動画を作る場合は、参照画像をアップロードします。人物やブランド・商品の見た目を固定したいときに便利です。私は案件の初期ビジュアルを参照画像として入れて一貫性を保つことが多いです。
STEP 5: 生成 → 確認 → 微調整
生成ボタンを押すと、1〜2分ほどで動画が出来上がります。1回で完璧な動画が出ることは少ないので、プロンプトを少しずつ変えて3〜5回トライする前提で進めるといいです。
Veo 3.1プロンプト:うまくいくコツ5つ
実際に案件で使ってきて「これを意識するとクオリティが安定する」と感じているポイントです。
- 被写体・背景・アクション・カメラ・音の5要素を全部書く
- カメラワークは具体名で指定(tracking shot / dolly in / close-up / wide shot 等)
- 時間帯と光の方向を明示する(golden hour / overcast / neon-lit 等)
- 感情やムードを形容詞で添える(peaceful / tense / playful 等)
- 長すぎるプロンプトはNG。80〜150語程度に収めると意図が通りやすい
特に「カメラワークの具体名」は意外と効きます。「かっこいい映像」のような抽象語よりも、映画制作の用語(ドリー・パン・チルト等)を使ったほうが、プロっぽい動きを出してくれます。
Veo 3.1を実際に仕事で使ってみた感想
個人事業主としてWeb制作・映像制作の案件を受けている私が、Veo 3.1をいくつかの実案件で使ってみた率直な感想をまとめますね。
よかったところ
- 音声込みで動画が出てくるので、編集の工程が半分以下になった
- 参照画像を使えば、ブランドカラーや人物の雰囲気を維持しやすい
- 縦型動画(9:16)が直接出せるのでSNS投稿用素材として使いやすい
ここは注意が必要
- 日本語ナレーションはまだ少し不自然(英語は自然)
- 動画1本あたりのクレジット消費がそこそこ大きい。試行錯誤すると月額プランのクレジットがあっという間になくなる
- 細かいテキスト(ロゴ・看板)は苦手。ロゴは後から合成する前提
日本語音声は今後のアップデートで改善されそうですが、2026年4月時点ではナレーションだけ別で用意したほうが安全です。
Veo 3.1はこんな人・用途におすすめ
- 事業PR動画・サービス紹介動画を自分で作りたいフリーランス
- SNS広告用の短尺動画を複数パターン作りたい個人事業主
- AIでの動画制作を本気で仕事にしていきたいクリエイター
- すでにGoogle AIサブスクを使っていて、動画もまとめて作りたい人
逆に、ほんの数秒の動画を月に1本作れば十分という方は、無料枠で十分かもしれません。
よくある質問
Q. Veo 3.1を完全無料で使う方法は?
2026年4月時点では、Googleアカウントがあれば月10回まで無料で試せます。720p・最大8秒という制限つきですが、まずはどんなクオリティか確かめるには十分です。
Q. Sora・RunwayとVeo 3.1の違いは?
ざっくりいうと、Veo 3.1は「音声統合+自然な物理表現」が強み、Runwayは「細かい編集機能」、Soraは「映画的な長尺」が得意な印象です。ビジネス利用で音声込みの短尺動画を作りたいならVeo 3.1が一番扱いやすいです。
Q. 商用利用はできる?
有料プラン(Google AI Plus以上)であれば商用利用可能です。無料プランは商用利用の条件が変わる可能性があるので、公式ドキュメントで最新の利用規約を確認してから使うのが安全です。
Q. 日本語のナレーションも使える?
技術的には対応していますが、2026年4月時点ではまだ英語に比べると不自然さが残ります。業務で使うなら、映像はVeo 3.1で生成し、ナレーションは別途AI音声ツールや人の声で用意するほうが安定したクオリティを出せます。
まとめ:まずはGoogle AI Plusで3本作ってみる
Veo 3.1は、「業務でAI動画を試したい個人事業主・フリーランス」にとって、いちばん現実的なスタート地点になるモデルだと思います。月1,200円から始められて、品質も実用レベル。
いきなり完璧なものは作れないので、まずはGoogle AI Plusに加入→Google Flowで3本作ってみるという流れで体験してみてください。プロンプトのコツは数をこなすほど身につきます。
「自分のビジネスでどう使えばいいかイメージがわかない」という方は、LINEから気軽に相談してください。AI動画をサービス紹介やSNS広告にどう組み込むかの事例をお話しできます。
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