「VS Codeで十分じゃない?」「AIエディタって結局どうなの?」
私もそう思っていました。正直、Cursorを使い始めたのは「話題だから試してみるか」くらいの軽い気持ちだったんですよね。
で、実際にWeb制作の実案件で使ってみたら、��う戻れなくなりました。コーディングのスピードが体感で2倍くらいになるし、「この修正、全ファイルに反映して��みたいな指示が一発で通る。フリーランスとして案件をこなす上で、もう手放せないツールになっています。
この記事では、CursorをWeb制作で実際に使ってわかったことを、導入方法から具体的な活用法まで率直��まとめました。
Cursorとは?VS Codeとの違いをざっくり説明
CursorはVS Codeをベースに作られた「AI搭載コードエディタ」です。見た目はほぼVS Codeと同���なので、VS Codeユーザーならすぐに使い始められます。
ざっくり言うと、VS Codeの使い慣れた操作感はそのままに、AIが「コード書いて」「この部分��して」「エラーの原因教えて」みたいな指示に答えてくれる、という感じです。
VS Codeとの主な違い
| 機能 | VS Code + GitHub Copilot | Cursor |
|---|---|---|
| コード補完 | 1行ずつ提案 | 複数行・ファイル横断で提案 |
| AIチャット | Copilot Chat | プロジェクト全体を理解したチャット |
| エージェント機能 | 限定的 | 複数ファイルを自動編集・ターミナル実行 |
| デザイン→コード | 非対応 | 画像をドロップしてHTML/CSS生成 |
| 拡張機能 | VS Code拡張がそのまま使える | VS Code拡張がそのまま使える |
特にAgent機能が強力で、「このデザインに合わせてヘッダーのHTML/CSSを書いて」と指示すると、複数ファイルをまたいで一括で変更してくれます。これ、手作業でやると30分かかる作業が5分で終わります。
料金プラン(2026年4月時点)
| プラン | 月額 | 主な制限 |
|---|---|---|
| Hobby(無料) | $0 | コード補完2,000回/月・プレミアムモデル50回/月 |
| Pro | $20 | $20分のAPI使用量・補完無制限 |
| Pro+ | $60 | Proの3倍のクレジット |
まずは無料のHobbyプランで試してみて、「これは手放せない」と思ったらProに上げる、というのが現実的な使い方です。私は使い始めて3日でProに課金しました。
Web制作で特に���利だった3つの使い方
1. デザインカンプからのコーディング
Cursorのチャットにデザイン画像をドラッグ&ドロップして「このデザインをHTML/CSSで実装して」と指示すると、それなりのコードを出してくれます。もちろん完璧ではないんですが、「ゼロから書く」のと「AIが出したコードを修正する」のでは、スタート地点が全然違います。
特にLP制作で、セ���ションごとにデザイン画像を渡して「レスポンシブ対応でお願い」と追加���るだけで、モバイル表示まで考慮したコードが出てくるのは感動しました。
2. 既存コードの一括修正
「全ペ���ジのフ��ターにこのリンクを追加して」「class名を全部BEM記法に統一して」みたいな、複数ファイルにまたがる修正がAgent機能で一発で���。
フリーランスだと「ちょっとした修正」の積み重ねが意外と時間を食うんですよね。Cursorを使い始めてからは、この手の作業時間が体感で半分以��になりました。
3. エラーの原因調査と修正
「このエラーの原因を教えて」とエラーメッセージを���るだけで、原因の説明と修正コー��を提案してくれます。Stack Overflowを検索して英語の回答を読み解い���…という工程がなくなるので、デバッグのストレスが激減しました。
Cursorを使��上での注意点
便利なツールですが、いくつか気をつけたいことがあります。
AIの出力をそのまま信じない
これは全てのAIツールに言えることですが、Cursorが生成したコードをそのまま本番に使うのは危険です。特にセキュリティに関わる部分(フォーム処理、API連携など)は必ず自分で確認しましょう。私は「AIに書かせる→自分でレビューする→必要���ら修正する」というフローを徹底しています。
無料プランの制限を理解しておく
Hobbyプランはプレミアムモデルのリクエストが月50回。Agent機能は1タスクで5〜10リクエストを消費す��ので、Agent機能を積極的に使うなら月5〜10回程度しか使えません。本格的にWeb制作で使うならProプランが現実的です。
VS Codeの拡張機���との相性
基本的にVS Codeの拡張機能はそのまま使えますが、まれに動作が不安定になるものもあります。使い慣れた拡張機能がある場合は、最初にCursorでも問���なく動くか確認しておくと安心です。
AIをもっと仕事に活かしたいという方へ
CursorのようなAIツールを「自分の仕事にど��組み込むか」を一緒に考えたい方は、生成AIレクチャーという選択肢もあります。
まとめ:CursorはWeb制作の必須ツールになりつつある
- CursorはVS CodeベースのAIエディタ。VS Codeユーザーなら違和感なく使える
- デザインからのコーディング、一括修正、デバッグが特に便利
- 無料で始めら��るが、本格利用ならPro(月$20)が現実的
- AIの出力は必ず自分でレビューすること
コーディングのスピードが上がると���その分「設計を考える時間」や「クライアントとのコミュニケーション」に時間を使えるようになります。フリーランスにとって、これは大きなアドバンテージです。
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「LPを作りたいんだけど、いくらかかるの?」
これ、けっこう多い質問なんですよね。特に個人事業主の方や中小企業の経営者の方から、よく聞かれます。
で、ネットで調べてみると「10万円〜100万円」みたいなざっくりした幅が出てきて、「結局いくらなの?」ってなるじゃないですか。
私自身、MJ-LabでLP制作を受注している立場なので、制作側のリアルな費用感をお伝えできると思います。営業・起業・エンジニアといろんな経験を経て、今はAIを活用したWeb制作をやっています。その中で感じている「費用の相場観」と「失敗しない選び方」を、率直にまとめました。
LP制作の費用相場を3パターンで比較
ざっくり言うと、LP制作の費用は「誰に頼むか」で大きく変わります。
制作会社に依頼する場合:30万〜100万円以上
制作会社は、ディレクター・デザイナー・コーダーとチームで動くので、品質は安定しています。ただ、その分コストは高くなるんですよね。大手だと50万〜100万円、中小規模の制作会社でも30万〜50万円が相場です。
「しっかりした体制で進めたい」「社内稟議を通すために法人対法人の取引がいい」という場合に向いています。ただ、個人事業主にとってはちょっとハードルが高い価格帯だなと思います。
フリーランスに依頼する場合:5万〜30万円
フリーランスの場合、直接コミュニケーションが取れて柔軟に対応してもらえるのが大きなメリットです。中間マージンがないぶん、制作会社より費用を抑えられます。
相場としては、シンプルなLP(1ページ・テンプレベース)で5万〜10万円、オリジナルデザインで10万〜30万円くらい。私の経験だと、AIを活用して効率化することで、品質を保ちながらコストを抑えられるケースが増えています。
テンプレート・ノーコードツールで自作する場合:0〜5万円
ペライチやSTUDIO、Wixなどを使えば、月額数千円で自分でLPを作れます。テンプレートを選んでテキストを入れ替えるだけなので、費用は最も安い。
ただ、正直に言うと「デザインの差別化が難しい」「コンバージョン率の最適化がしにくい」という弱点があります。「まず試しに作ってみたい」という段階ならアリですが、本気で集客したいなら限界があるかなと感じています。
費用を左右する5つの要素
同じ「LP制作」でも、以下の要素で費用が大きく変わります。
1. ページの長さ・セクション数
LP1枚といっても、ファーストビュー+3セクション程度のシンプルなものと、10セクション以上ある長尺LPではかなり工数が違います。長いほど高くなるのは当然ですが、長ければいいというわけでもないんですよね。
2. デザインのオリジナリティ
テンプレートベースなら安く済みますが、ブランドに合わせたオリジナルデザインだと費用が上がります。ここは「どこまでこだわるか」の判断が必要です。
3. レスポンシブ対応
今はスマホからのアクセスが7〜8割を占めるので、スマホ対応は必須です。レスポンシブ対応込みの見積りか別料金かは、事前に確認しておいた方がいいです。
4. CMS(更新機能)の有無
公開後に自分でテキストや画像を変更したい場合は、WordPressなどのCMSを組み込む必要があります。これも追加費用がかかるポイントです。
5. コピーライティング
意外と見落としがちなのが、LPに載せる文章。キャッチコピーやCTAの文言は、コンバージョン率に直結します。「原稿は自分で用意する」なら費用は下がりますが、「文章もプロに任せたい」なら別途費用がかかります。
失敗しない選び方のポイント
LP制作で「失敗した」という声を聞くと、だいたい以下のパターンに集約されます。
安さだけで選ばない
「3万円でLP作ります」みたいな案件、クラウドソーシングで見かけますよね。全部がダメとは言いませんが、安すぎる場合は品質に注意した方がいいです。SEO未対応、スマホで崩れる、コンバージョン率が考慮されていない…みたいなことが起きがちです。
コミュニケーションの取りやすさを重視する
LP制作って、作って終わりじゃなくて、ヒアリング→設計→デザイン→修正→公開、と何度もやり取りが発生します。レスポンスが遅い、意図が伝わらない、という制作者だと地味にストレスがたまるんですよね。
私がWeb制作を始めたときに一番気をつけたのも、実はここでした。様々なビジネス経験の中で培ったコミュニケーション力は、制作の現場でもめちゃくちゃ大事です。
ポートフォリオ(制作実績)を確認する
過去にどんなLPを作っているかは、必ず確認した方がいいです。自分の業種やイメージに近い実績があるかどうかで、仕上がりの想像がつきやすくなります。
公開後の運用まで考える
LPは作って終わりではなく、公開後にABテストや改善を繰り返すことで成果が出ます。「納品して終わり」なのか「公開後のサポートもあるのか」は、見積り段階で聞いておくことをおすすめします。
まとめ
LP制作の費用と選び方のポイントを整理すると、こんな感じです。
- 費用相場は「制作会社30万〜」「フリーランス5万〜30万」「自作0〜5万」の3パターン
- 費用はページの長さ・デザイン・CMS・レスポンシブ・コピーで変わる
- 安さだけで選ぶと品質リスクがある
- コミュニケーションの取りやすさが意外と重要
- 公開後の運用・改善まで視野に入れて選ぶ
「LP作りたいけど、どこに頼めばいいか分からない」という方は、まずは気軽に相談してみるのが一番早いです。見積りだけでも、費用感がつかめると思います。
関連サービス
LP制作(¥100,000〜)― ビジネスの成果に直結するLPを、AIを活用して効率的に制作します
コーポレートサイト制作(¥200,000〜)― 会社・事業の顔となるWebサイトを適正価格で
LP制作の依頼を受けたとき、AIを使い始める前と後で、仕事の進め方がかなり変わりました。以前は1本のLPを仕上げるのに2〜3週間かかっていたのが、今は慣れたテーマなら5〜7日で納品できるようになっています。
「でも、AIで作ったものってクオリティ下がらないの?」という疑問はよく聞きます。結論から言うと、下がりません。むしろ上がる部分もあると思っていて。AIはあくまで「道具」なんですよね。ChatGPTが提案したコピーをそのまま使うんじゃなくて、叩き台として使いながら、ビジネス視点で整えていく。その使い方をすれば、1人の制作者が出せるアウトプットの量と質が、まったく別次元になります。
今回は、私が実際にLPを制作するときに使っているAI活用ワークフローを、全ステップ公開します。プログラミングスクールでゼロからエンジニアを目指して、その後フリーランスとして独立してから試行錯誤してきた方法なので、「AIをどう実務に組み込むか」という視点で読んでもらえると参考になると思います。
LP制作×AIの全ワークフロー(概要)
ざっくりいうと、こういう流れです。
- ヒアリング内容をChatGPTで整理する
- LP構成・コピーをChatGPTで叩き台を作る
- 画像・ビジュアルをAIで生成する(Nano Banana 2 / Midjourney V7)
- コーディングをAIと一緒に進める(Claude / ChatGPT)
- 品質チェック・修正・納品
各ステップを詳しく解説します。
STEP1: ヒアリング内容をChatGPTで整理する
LP制作でよくある失敗のひとつが、「ヒアリングが甘くて後から大幅修正になる」です。これ、AIを使うと防ぎやすくなるんですよね。
やり方はシンプルで、クライアントとの打ち合わせ後に、メモをChatGPTに投げて整理させます。使うプロンプトはこんな感じです。
以下はLP制作のクライアントとの打ち合わせメモです。
[ターゲット・商品の強み・競合との差別化・申込みしてほしい行動・クライアントの懸念点]
の5項目に整理してください。
[打ち合わせメモをここに貼り付け]
これをやるだけで、「あれ、競合との差別化ポイントって何だっけ」みたいな見落としが激減します。整理された内容をクライアントに送ってフィードバックをもらうと、認識のズレも早い段階で修正できます。
STEP2: LP構成・コピーライティング
構成はChatGPTに叩き台を作らせる
LP構成って、慣れていないと何から考えればいいか迷うじゃないですか。AIを使うと一瞬でたたき台が出てくるので、そこを起点に考えられます。使うプロンプトはこんな感じです。
以下の条件のLPを作ります。
・商品/サービス: [サービス内容]
・ターゲット: [ペルソナ]
・強み・差別化: [強みを箇条書き]
・最終的にしてほしい行動: [問い合わせ/申込み等]
AIDA(注意→興味→欲求→行動)の構成で、
LPのセクション構成案を5〜7つ出してください。
出てきた構成を見ながら「ここはこのクライアントの強みと合ってないな」とか「このセクションは不要だな」という判断を加えて、構成を確定させます。
コピーは複数案を出させて組み合わせる
構成が決まったら、各セクションのコピーをChatGPTに書かせます。大事なのは複数案を出させることです。1案だけ出させて「これでいいや」とやると、どうしても平均的なコピーになりがち。3〜5案出させて、いいところを組み合わせるか、自分で書き直す素材として使うのが正解です。
ちなみに、GPT-4oは2026年3月時点でChatGPT無料プランでも制限付きで使えますが、量を出したいならPlus(月額約3,000円)があると快適です。コピーの叩き台出しはかなり頻繁にやるので、個人的にはPlus加入はコスパが良いと感じています。
STEP3: 画像・ビジュアル生成
2026年時点でLP制作によく使う画像生成AI
画像生成AIは選択肢が増えてきていて、用途によって使い分けが重要になっています。私がよく使うのはこの2つです。
- Nano Banana 2(Google Gemini)(1日20枚まで無料、Google AI Plus 月額1,200円〜): 2026年2月に登場したGoogleの最新モデルで、Geminiアプリから手軽に使えます。フォトリアルな人物・商品写真系が得意で、無料枠があるのがフリーランスにはありがたいです
- Midjourney V7(月額$10〜): アート系・ブランドイメージを打ち出したい場合。クオリティはトップクラスで、世界観を演出するヒーローイメージに向いています
大雑把にいうと、「コストを抑えてリアル系画像を作りたい」ならNano Banana 2、「世界観・雰囲気を前面に出したいビジュアル」ならMidjourney V7、という使い分けをしています(2026年3月時点)。
プロンプトの作り方
どちらも英語プロンプトが基本です。ChatGPTに日本語で意図を説明して、英語プロンプトに変換してもらうのが一番速いです。
以下のシーンを画像生成AI用の英語プロンプトに変換してください。
・画像の内容: [説明]
・雰囲気・スタイル: [スタイル]
・用途: LPのヒーローイメージ(横長・ブランドイメージ系)
プロンプト変換をAIに任せることで、「英語で何と書けばいいか分からない」という詰まりポイントがなくなります。
STEP4: コーディング
AIとペアプログラミングする感覚で進める
コーディングはClaudeかChatGPT(GPT-4o)を使います。私の場合はHTML/CSS/JavaScriptの基本は書けるので、「AIに全部書かせる」ではなく、「AIに提案させながら自分で判断する」使い方です。
セクションごとにこんな感じで進めます。
LP制作をしています。
以下の仕様でヒーローセクションのHTMLとCSSを書いてください。
・構成: テキスト+CTAボタン(左)+画像(右)の2カラム
・デザイン: 背景色 #0F172A、メインカラー #0D9488
・レスポンシブ: スマホ優先(ブレークポイント: 768px)
AIが書いたコードをそのまま使うんじゃなくて、「ここのスペーシングが違う」「このボタンのホバーエフェクトを変えたい」という調整を自分でやります。この最終調整の部分がAIとの協業で一番大事で、ここをサボると「なんとなくAIっぽい雰囲気」になってしまいます。
「AIを使ったLP制作に興味はあるけど、何から手をつければいいか分からない」という方へ
マンツーマンのWeb制作レクチャーで、AIを使ったLP制作の全工程を一緒に進められます。単発¥12,000から、オンラインで全国対応しています。
STEP5: 品質チェック・修正・納品
チェックリストもAIに作らせる
納品前のチェックって、自分でやると見落としが多いんですよね。これもAIに手伝ってもらいます。
LPの納品前チェックリストを作ってください。
・確認項目: デザイン整合性・コピーの誤字脱字・レスポンシブ表示・
表示速度・CTAボタン動作・フォーム動作・メタ情報
・各項目に「確認ポイント」を一言添えてください
出てきたリストをGoogleドキュメントに保存しておけば、毎回使いまわせます。初回だけ少し手間がかかりますが、2本目以降はそのままチェックに使えるので時間が大幅に短縮できます。
修正対応もAIで整理する
クライアントからの修正依頼が来たときも、内容をChatGPTに整理させると漏れが減ります。「このFBのどの部分が実装上難しいか」「代替案をどう提示するか」も相談できるので、クライアントとのやり取りが格段にスムーズになります。
まとめ:AIはLP制作の「速度と質の増幅装置」
AIを使ったLP制作の全工程をまとめると、こうなります。
- ヒアリングメモをChatGPTで整理→クライアントと認識を合わせる
- 構成・コピーはChatGPTで叩き台を出させて、自分でビジネス視点で調整
- ビジュアルはNano Banana 2(無料あり)/ Midjourney V7を用途で使い分け
- コーディングはClaudeやChatGPTとペアプログラミング感覚で
- 納品前チェックリストもAI生成→毎回使いまわす
大事なのは「AIに全部任せない」ことです。AIはあくまで速度と質を上げる道具で、ビジネス視点での判断とクライアントとのコミュニケーションは人間がやる。この役割分担を意識するだけで、1人でもかなりのアウトプットが出せるようになります。
私自身、プログラミングスクールでゼロからエンジニアを目指した経験から、最初は「AIを使うのはズルいのでは?」と感じていました。でも実際に使ってみると、AIは自分のスキルを増幅させる道具で、使わない理由がないと気づきました。興味があったら、まず1つのステップだけ試してみてください。
関連サービス
- LP制作(¥100,000〜)― AIを活用した高品質・短納期のランディングページ制作
- Web制作レクチャー(60分 ¥12,000〜)― AIを使ったLP制作のやり方をマンツーマンで学べます
WordPressでサイトを作るとき、どこに一番時間がかかっているかって、人によって違うんですよね。でも私がいろんな案件を受けてきた感覚でいうと、「要件整理」「コピーライティング」「画像選定」あたりが、実はコーディングよりも時間を食っていることが多い。
私はもともとプログラミングスクールでゼロからエンジニアに転身した人間なんですが、今はWordPressサイト制作をフリーランスとして受注する立場で、AIをフル活用しながら案件を回しています。で、実際にAIを組み込んでみて感じたのは、「コーディングを手伝ってもらう」よりも「制作プロセス全体を設計し直す」くらいの発想の転換が必要だということ。
この記事では、WordPressサイト制作の各工程でどのAIツールをどう使うか、という設計・判断の話をします。「ツールの操作手順」ではなく「どのフェーズで何を使うか」という視点で書いています。
AI活用で変わる5つの工程
最初に全体像を整理しておきます。WordPressサイト制作をざっくり工程に分けると、こんな流れになります。
- 要件整理・サイト構成案(ChatGPT)
- コピーライティング(Claude / ChatGPT)
- ビジュアル・画像(Gemini / Midjourney / Canva)
- コーディング・カスタマイズ(Claude Code / GitHub Copilot)
- 納品後の保守・更新(各AIツール)
それぞれ「AIが何を担うか」と「人間がどこで判断するか」が違います。順番に見ていきます。
工程① 要件整理・サイト構成案(ChatGPT)
最初の打ち合わせって、クライアントから情報を引き出しながら、頭の中でサイトの構成を整理していくフェーズですよね。ここが実は一番属人的で、経験がものを言う部分でもある。
私がやっているのは、クライアントにヒアリングシートを事前に送って、回答をそのままChatGPTに投げて「このビジネスに合ったWordPressサイトの構成案を作って」とお願いするやり方です。
具体的には、こんなプロンプトを使っています。「以下のヒアリング情報をもとに、このビジネスのWordPressサイトに必要なページ構成を提案してください。固定ページ・投稿ページ・カスタム投稿タイプの観点で整理し、各ページの目的と主要コンテンツも書いてください。」
ChatGPTが出してきた構成案は、そのまま使えることはほとんどなくて、「ここは要らない」「このページは2つに分けたほうがいい」という議論のたたき台として使うんですよね。それでも、ゼロから考えるより圧倒的に速い。
ポイントは、ChatGPTに「判断」させるのではなく「素材」を出させること。最終的な構成判断は自分でやる、という役割分担が大事です。
工程② コピーライティング(Claude / ChatGPT)
サービスサイトやLPで一番時間がかかるのが、コピーだと思うんですよ。特にキャッチコピーやサービスの説明文は、クライアントが「これじゃない」と感じたときに何度も修正が入る部分で、ここを効率化できると全体の工数が大きく変わります。
私の場合、ヒアリング情報(ターゲット・サービス内容・競合との違い・クライアントが使っている言葉)を整理してからAIに渡します。渡し方が雑だと出力も雑になるので、「このサービスを〇〇な人に届けたい。強みは△△。競合と違うのは□□。このサービスページのキャッチコピーを5パターン提案してください」くらい具体的に指定します。
ClaudeとChatGPTを両方使っているんですが、使い分けの感覚としては、Claudeのほうが「文章の流れ」が自然で、特に長文のコピーや説明文を書かせるときに質が高い印象があります。ChatGPTはバリエーションを大量に出させたいときや、短いキャッチコピーを量産するときに向いている感じです。
ただ、どちらを使っても最後は自分で読んで「クライアントのトーンと合っているか」を確認するのが必須です。AIが書くコピーは、どこか教科書的になりやすい。そこを人間が修正するのが本来の役割になってきます。
工程③ ビジュアル・画像(Gemini / Midjourney / Canva)
画像選定・制作は、昔はStockフォトを漁って「なんかイメージと違う」を繰り返すことが多かったんですよね。今はAI画像生成を使えるので、かなり変わりました。
私がよく使う組み合わせはこんな感じです。
- Gemini(Google): テキストからイメージビジュアルを生成するのに使いやすい。特に「サービス系・情報系」のサイトで、抽象的なイメージ画像が欲しいときに向いています
- Midjourney: クオリティが高い。ブランドイメージにこだわりたいときや、雰囲気のある写真っぽい画像が欲しいときに使います
- Canva(AIテンプレート): バナー・OGP・アイキャッチを量産するのに便利。非エンジニアのクライアントでも自分で更新できるように、Canvaで作って納品するケースも多い
注意点として、AI画像は著作権の扱いが曖昧な部分がまだあるので、商業利用の場合は各サービスの利用規約を必ず確認してください。Midjourneyは有料プランなら商業利用OK、Geminiはケースバイケースです。
ビジュアル方針(どんな雰囲気にするか)の決定は人間がやって、実際の生成・量産をAIに任せる、というのが今の正解だと思っています。
工程④ コーディング・カスタマイズ(Claude Code / GitHub Copilot)
ここが多くのエンジニアが最初にイメージする「AIとコーディング」のフェーズですよね。ただ、実際に使ってみると、単純なコード補完よりも「設計相談」として使うほうが価値が高いと感じています。
私がよく使う場面はこんな感じです。
- PHPのカスタム関数を書かせる: WordPressの functions.php に追加したい処理(カスタム投稿タイプの登録・ショートコードの作成など)をClaudeに書かせます。「WordPressのfunctions.phpに、〇〇という処理を追加するPHPコードを書いてください」でそのまま使えるコードが出てくることが多い
- CSSのデバッグ: 「このCSSを当てたのに効かない、なぜか」という相談をそのまま投げると、原因と修正案を返してくれます
- JavaScriptの実装: アニメーションや動的な処理をゼロから書くのは時間がかかるので、まず要件を伝えてたたき台を出させます
Claude Codeは特に、コード全体を読ませながら「ここを修正して」という使い方が強い。ファイルの文脈を理解した上で修正案を出してくれるので、単発のコード生成より一段上の使い方ができます。
GitHub Copilotはエディタに統合されているので、コーディング中にリアルタイムで補完が効くのが強み。2025年から無料プランも追加されていて(月2,000回の補完・50チャット)、まず試してみやすくなっています。「Claude Codeで設計して、Copilotで実装する」という役割分担で使っている人も多いです。
工程⑤ 納品後の保守・更新(各AIツール)
納品後って、意外とクライアントから「このページに〇〇を追加したい」「この文章を書き直したい」という細かい依頼が来るんですよね。ここもAIを活用できます。
私がやっているのは、クライアントに「更新したい内容をメモ書きで送ってもらえれば、それをもとに文章を整えます」という運用を提案すること。クライアントのメモ書きをClaudeに渡して「このサービスサイトのトンマナに合わせて、以下の情報を追加ページとして整理してください」とやると、ドラフトが出てくる。それを確認・修正してWordPressに反映する。
クライアントの「更新が大変」という負担を下げながら、自分の作業も効率化できるので、保守案件の継続率が上がる感覚があります。
また、ブログ記事の更新が必要なサイトでは、「この情報を記事にしたい」という依頼に対して、ChatGPTでドラフトを作ってから提出するフローを取り入れています。ゼロから書くより圧倒的に速い。
AI活用で実際に変わったこと
私が感じた一番の変化は、「時間のかかり方が変わった」ということです。
以前は、コピーライティングや構成案に時間がかかって、コーディングは比較的スムーズという感覚でした。今は逆で、コピーや構成案はAIのおかげでかなり速くなった。一方で、「AIが出したものをどう評価して、どう修正するか」という判断に時間を使っています。
ざっくりいうと、作業者としての時間が減って、編集者・ディレクターとしての時間が増えたという感じです。
これはスキルの問題でもあって、「AIに何を渡せば良い出力が来るか」を理解していないと、AIを使っても結局やり直しが多くなる。「AIに渡す素材の質を上げる」というスキルが、制作者に求められるようになっていると思っています。
あと、クライアントへの提案の幅が広がったのも実感しています。以前は工数的に難しかったことが、AIのおかげで現実的になってきた。「これくらいの予算でここまでできる」という引き出しが増えました。
まとめ
WorkPressサイト制作にAIを組み込む、というのを改めて整理するとこうなります。
- 要件整理・サイト構成: ChatGPTにヒアリング情報を渡して構成案のたたき台を作る
- コピーライティング: ClaudeまたはChatGPTにターゲット・強み・トーンを渡してドラフト生成。最終判断は人間
- ビジュアル・画像: Gemini・Midjourney・Canvaを用途別に使い分ける。方針決定は人間
- コーディング・カスタマイズ: Claude Codeで設計相談・コード生成。GitHub Copilotでリアルタイム補完
- 保守・更新: クライアントのメモ書きをAIでドラフト化するフローで継続案件を効率化
どの工程も「AIに任せきり」ではなく「AIと分担する」という発想が大事です。AIが出してきたものを評価して、修正して、クライアントに渡せる品質に持っていくのが制作者の仕事になってきています。
AIを組み込んだWordPress制作、まだ試していない方は、まず「要件整理でChatGPTを使う」だけでも始めてみてほしいです。体感として変わるので。
Web制作レクチャー(60分 ¥12,000〜)― AI活用のWordPressサイト制作をマンツーマンで学べます
LP制作(¥100,000〜)― AIを組み込んだ制作プロセスで、費用を抑えて高品質なLPを制作します
「フリーランスになりたいんだけど、最初の案件ってどうやって取るんだろう」
独立を考えている人が必ず一度は通る悩みですよね。私もまったく同じでした。スキルは身についてきた、ポートフォリオもなんとか作った、でも「じゃあ次は?」ってなったとき、具体的に何をすればいいのかわからなくて、しばらく止まってしまったんです。
この記事では、私が実際にフリーランスとして最初の案件を取るまでにやったことを、正直に書いていきます。「再現性があるか?」と聞かれると、人によって状況は違うのでそこは保証できないんですが、「こういう動き方があるよ」という参考にはなると思います。
私の経歴と独立の経緯
まず少し自己紹介を。私は不動産営業からキャリアをスタートして、その後メディア運営会社を起業・経営、人材業界での営業・管理・システム構築を経て、2020年にプログラミングスクールでエンジニアに転身しました。様々なビジネス経験を積んだ後でのエンジニア転身だったので、「技術 × ビジネス感覚」を活かせるかたちで動ける、というのが自分の強みだと思っています。
2023年からMJ-Labという屋号でWeb制作・AI活用の発信を始めて、2025年9月にフリーランスとして正式に独立しました。
ざっくりいうと、独立した直後は案件ゼロの状態でした。「やっていこう」と決めたはいいけど、問い合わせが来るわけでも、誰かから仕事を振ってもらえるわけでもない。最初の1〜2ヶ月はそこそこしんどかったですね。
最初の案件を取るまでの実態
独立してから最初の案件が決まるまで、だいたい1ヶ月半くらいかかりました。その間にやったことは大きく3つで、それを全部同時並行で動かしていました。
「どれか一つで取れた」というわけではなくて、複数の動線を同時に作ることで、どこかから話が来るようにしておくイメージです。単発で動いても確率が低いんですよね。母数を増やすしかないっていうのが正直なところです。
やったこと① SNSで「やってます」と言う
これが一番地味で、一番効果があったと思っています。
X(旧Twitter)で、「Web制作の依頼を受けています」とシンプルに発信しました。派手な実績も、洗練されたポートフォリオも、その時点では大してないんですよ。でも「やってます」と言うことに意味があって、知り合いの目に入ることが大切なんです。
フォロワーが少なくても関係なくて、フォロワー数 < 知り合いの目に届くかどうか、なんですよね。フォロワー1,000人の見知らぬ人に届くより、フォロワー50人でも「実際に会ったことがある人」5人に届く方が、仕事につながる確率は高いです。
私の場合、発信してから2週間くらいで「ちょっと相談していい?」というDMが来ました。そのまま受注できたわけじゃないんですが、「言ったら反応が来るんだ」という手応えを掴んだのが最初のステップでした。
発信の内容は「受けてます」だけじゃなくて、「こういうサイトを作りました」「こういう工程で進めます」みたいな具体的なものを混ぜると、仕事に直結しやすくなります。「この人は何をやってくれる人なのか」がわかると、声がかけやすいんですよね。
やったこと② 知り合いへの声かけ
これも地味なんですが、かなり直接的な方法です。事業をやっている知り合い、個人でお店をやっている人、フリーランスで活動している人——そういう人たちに「サイト、困ってないですか?」と声をかけました。
私の場合は、人材業界で働いていた頃の知人で、独立して小さな会社を経営している人に声をかけたのが最初の本受注でした。「ホームページが古くて、問い合わせフォームも使いにくいんだよね」という話が出て、「じゃあ私が作りますよ」という流れです。
単価は低かったです。相場より明らかに安い金額で引き受けました。でも当時の判断としては間違ってなかったと思っていて、「実績ゼロの状態で値段交渉するより、まず一本作ることの方が価値がある」というシンプルな理由です。
一本作ると、ポートフォリオに載せられる。ポートフォリオに載せられると、次の提案が通りやすくなる。これは本当にそうで、「実績ゼロ → 実績一本」の壁を越えることに全力を使った方がいい時期があります。
声かけで大事なのは、「お願いがあるんですが」というスタンスじゃなくて、「この人の課題を解決できるかもしれない」という視点で声をかけることですね。売り込みっぽくなると引かれるので、「ちなみに、サイト周りで困ってることってありますか?」くらいのトーンで聞く方がうまくいきやすいです。
やったこと③ クラウドソーシングで実績を積む
クラウドワークスとランサーズに登録して、小さい案件に積極的に応募しました。これは「稼ぐ」というよりも「実績を作る」という目的です。
最初は単価1〜2万円のバナー制作や、LP修正みたいな案件から始めました。「こんな安い仕事をやるのか?」と思う方もいるかもしれないんですが、ゼロの状態からだとこれが現実的なんですよね。クラウドソーシングのプラットフォーム内での評価がつくと、徐々に高単価の案件に提案が通りやすくなります。
提案文は最初かなり悩みました。実績がないので「過去にこういうものを作りました」が書けない。そこで私がやったのは、「なぜこの案件に興味を持ったか」と「どういう進め方をするか」を具体的に書くことです。
「ご要望の〇〇のサイトについて、以下のように進めることを考えています。まず〜」という形で、プロセスを書いてしまう。発注者からすると、「実績はないけど、どう進めるかちゃんと考えてる人なんだな」という印象になるようで、これで何件か通りました。
クラウドソーシングは長期的に頼るものじゃないと思っていますが、「最初の実績を作る場所」としては優秀です。知り合いへの声かけと並行して動かすのが現実的なやり方だと思います。
実績なしでも提案が通った理由を振り返って
今振り返ってみると、「実績ゼロでもなんとかなった」理由が少し見えてきています。
一番大きかったのは、「相手の課題から話を始めた」ことだと思っています。「私はこういうスキルがあります」じゃなくて、「あなたのサイト、こういう課題がありそうですよね」という切り口で話をしたんですよね。提案の方向が「自分の紹介」ではなくて「相手の問題解決」になっていると、話が通りやすくなります。
もう一つは、様々なビジネス経験を積んできた分、「相手が何を気にしているか」を読む力が多少あったことです。例えば、小さな会社のオーナーが一番気にするのは「コストと時間」なんですよね。「こういう機能が作れます」より「これくらいの期間でこれくらいの費用感で収まります」を先に伝える方が刺さります。これはエンジニアになる前のビジネス経験が活きた部分だと思っています。
あとは単純に、動いた数が多かったこと。知り合いへの声かけ、SNS発信、クラウドソーシングへの応募、全部同時にやっていました。どれか一個だけやって「うまくいかなかった」と諦めるのは、確率的に早すぎる撤退なんですよね。
まとめ
フリーランスWeb制作で最初の案件を取るためにやったことを整理すると、こんな感じです。
- SNSで「やってます」と宣言する——フォロワー数より「知り合いの目に届くか」が大事。具体的な制作事例や進め方を混ぜると刺さりやすい
- 事業をやっている知り合いに声をかける——「売り込み」ではなく「課題を聞く」スタンスで。最初は単価より「実績を作ること」を優先していい
- クラウドソーシングで小さい案件から始める——実績ゼロの壁を越える場所として使う。提案文はスキルより「進め方」を書く
「実績がないと案件が取れない」と思いがちなんですが、ゼロの状態から動いて実績を作るしかないんですよね。どこかで一本目を取る必要があって、そのために上の3つを同時並行で動かすのが現実的だと思っています。
まず動ける場所から動く。それだけです。
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「独立するんだけど、ホームページってやっぱり作ったほうがいいのかな」
これ、私も真剣に考えた時期がありました。SNSがあれば集客できる、という話も聞くし、いきなり数十万円かけるのも怖い。でも「ちゃんとした感じにしたい」という気持ちもある、みたいな。
営業・起業・人材業界・エンジニアとキャリアを重ねてきた私は、今はLP制作やコーポレートサイトを作る仕事をしています。その立場から正直に言うと、「ホームページが必要かどうかは、業種と状況で全然違う」というのが答えです。
今日は「3つの基準」を使って、自分に当てはまるかどうかを整理できるようにしてみます。
結論から言うと「業種と状況」で9割決まります
ざっくりいうと、こういう感じです。
- オンラインで新規顧客を獲得したい → ほぼ必須
- 紹介・コミュニティだけで仕事が回っている → 急がなくていい
- 実店舗メインで、GoogleマップとSNSで十分 → 後回しでOK
SNSがあるからホームページはいらない、という意見もわかるんですよね。でも、SNSとホームページって役割が根本的に違っていて。
SNSは「見つけてもらう」ためのもの。ホームページは「信頼してもらう」ためのもの。この2つを混同すると、どちらも中途半端になってしまいます。
ホームページがないと困る3つのシーン
① 「この人、大丈夫?」の検索に答えられない
誰かに紹介されたり、SNSで見かけたりして「ちょっと気になるな」と思った人が最初にやることって、名前やサービス名を検索することじゃないですか。そこでホームページが出てこないと、「実績とか料金がよくわからないな」で終わっちゃうんですよね。
私が制作を依頼された方からも「Instagramは見たんですけど、ちゃんとした情報をどこかで確認したくて」という話はよく聞きます。SNSの投稿と、まとまった情報が置いてあるページとでは、読み手の安心感がまったく違います。
② 問い合わせのたびに一から説明を繰り返す
ホームページがないと、問い合わせのたびにサービス内容・料金・実績を一から説明しなきゃいけない。これが地味にしんどくて、かつ「ちゃんと準備している人感」が伝わりにくい。
ホームページに「よくある質問」や「料金目安」を整えておくと、問い合わせの質が変わります。「料金ページを読んで、それでも相談したい」という人が来るので、最初から話が早い。私自身の経験でも、ホームページ経由の問い合わせと、そうでない問い合わせでは、話の進み方がかなり違います。
③ 集客が「今日発信したもの」に依存し続ける
SNSはフォロワーに届く仕組みなので、基本的に「今日発信したものが今日届く」。発信をやめたら止まります。一方、ホームページのブログ記事は書いてから半年後・1年後でも検索から読まれ続けます。
寝ている間も問い合わせが来るようになるのは、ホームページとブログの組み合わせが作れたときです。これはSNSだけでは仕組みとして作りにくいと思っています。
急いで作らなくていいケース
正直なことを言うと、ホームページを急いで作らなくていいパターンも普通にあります。
- 紹介だけで仕事が回っていて、今後もその見込みがある
- ローカルビジネスで、GoogleビジネスプロフィールとSNSで十分集客できている
- まず最初の1〜2件の実績を作りたい段階(実績なしでWebサイトを作っても薄い)
ホームページは「あれば集客できる」わけじゃなくて、「信頼を証明するもの」に近い。なので証明できる実績がない段階で作るより、ちゃんと見せられるものができてから作るほうが費用対効果が高いです。
「とりあえず作った感」が出てしまうホームページって、見る人には伝わります。むしろないほうが「まだ立ち上げたばかりなんだな」というナチュラルな印象になるケースも。最初に作るなら、ちゃんと仕上げたほうがいいと思っています。
2026年、AIで制作費はどう変わったか
「ホームページって高いんでしょ?」という感覚、今でも持っている人が多いと思います。でも正直、数年前と比べてかなり変わっています。
ざっくりした相場感(2026年3月時点):
- 大手制作会社: 50〜200万円(営業・管理コスト込み)
- フリーランス(AI活用なし): 10〜30万円
- フリーランス(AI活用あり): 8〜20万円
- ノーコードツール(自分で作る): 月3,000〜15,000円
✓ 筆者が実際に使っているサーバー
自分でWordPressサイトを作る場合、サーバー選びで迷う方が多いんですが、私がクライアント案件でも使っているのはエックスサーバーです。WordPressの自動インストール機能があるので、初心者でも迷わず始められます。
私の場合、コーディングの大部分はAIに任せています。「AIを補助的に使う」というより、「AIが実装して、私が設計・判断・品質チェックをする」という分業に近い感覚です。その分、従来なら実装に使っていた時間を「誰に何を伝えるか」「どう見せれば信頼されるか」という設計の部分に集中できるようになっています。
ただ、ここが重要なんですが、AIはコードを書くのは得意でも、ビジネスの文脈を理解して「何を伝えるか」を判断する部分は人間にしかできない。AIだけに任せた制作は、見た目はそれなりでも成果につながらないことが多いんですよね。
「AIで作ったから安い」じゃなくて「AIで実装を効率化した分、設計と品質に集中できる」というのが、今の正直なスタンスです。
ホームページの制作を考えているけど、何から相談すればいいかわからないという方へ
予算感・必要な機能・どんな成果を出したいかを一緒に整理します。作るかどうかの判断も含め、まずは気軽にどうぞ。
まとめ:3つの基準で判断してみてください
- 業種:オンラインで新規集客が必要かどうか。必要なら早めに動く価値あり
- 今の集客状況:SNSと紹介だけで回っているなら、まず実績を積んでから
- 予算感:AI活用で2026年は8万円〜という選択肢もある。「高すぎて無理」という時代は変わってきている
「いつか作りたい」と思っているなら、早めに動いたほうが後から使えるコンテンツ(ブログ記事など)の蓄積も早く始まります。逆に「まだ実績がない」段階なら、焦る必要はないです。
まずは一度、自分のビジネスに当てはめて考えてみてください。
関連サービス
LP制作(¥100,000〜) — ランディングページのご相談はこちら。ターゲット設計〜デザイン・コーディングまで対応します。
コーポレートサイト制作(¥200,000〜) — 事業の信頼を積み上げるWebサイト制作。個人事業主〜中小企業まで対応。
Webサイトを作るとき、「とりあえずオシャレな感じで!」と走り出してしまうこと、ありませんか。でも、これが一番危険なパターンなんですよね。
家を建てるときに「なんとなくカッコいい家で」とは言いませんよね。「4人家族で」「キッチンは広めで」「予算はこれくらいで」と具体的に伝えるはず。Web制作もまったく同じで、最初のヒアリングがズレていると、どんなにデザインが良くても「なんか違う…」という結果になります。
私はフリーランスになってから20件以上のWeb制作を担当してきましたが、うまくいったプロジェクトは例外なくヒアリングがしっかりしていました。逆に、ヒアリングが甘かったプロジェクトは途中で方向転換が入って、お互い疲弊することになります。
この記事では以下が分かります:
- 制作前に必ず押さえるべきヒアリング5カテゴリ
- 各カテゴリで聞くべき具体的な質問リスト
- クライアント相手だけでなく、自分のサイトを作る時のセルフチェックにも使える
カテゴリ1: 目的の明確化(GOAL)
ここが一番大事です。ここがブレると全てがブレます。
- 現状の課題は? — 「問い合わせが少ない」「デザインが古い」「スマホで見づらい」など。複数あるなら優先順位をつける
- サイトの役割は? — 名刺代わり / 集客 / 採用 / EC / ブランディング。1つに絞るのが理想だが、兼ねる場合は「メインの役割」を明確にする
- ゴール(KPI)は? — 「月10件の問い合わせ」「資料請求の増加」など数字で。数字が出せない場合は「どうなったら成功と言えるか」を言語化する
「なんとなくリニューアルしたい」という場合でも、深掘りすると「実は採用に困っていて…」「実は競合にデザインで負けている気がして…」という本音が出てきます。ここを引き出せるかがヒアリングの腕の見せ所です。
カテゴリ2: ターゲットの設定(TARGET)
「誰に」向けて話しかけるかで、デザインも言葉選びもガラッと変わります。
- 属性は? — 年齢、性別、職業、居住地。BtoBなら業界・役職・会社規模も
- どんな悩みを持っている? — ターゲットが今困っていること、検索しそうなキーワード
- サイトを見た後にどうなってほしい? — 問い合わせする / 資料をダウンロードする / 来店する
例えば「30代の忙しいビジネスマン」向けなら、結論ファーストでシンプルな構成に。「これから趣味を探すシニア層」向けなら、文字を大きくゆったりとしたデザインに。ターゲットの解像度を上げることが、響くサイトへの近道です。
カテゴリ3: デザインの好み(TASTE)
「カッコいい」「かわいい」の定義は人によってバラバラです。言葉だけのすり合わせは事故の元です。
- 参考サイト(ベンチマーク)は? — 3〜5サイト出してもらう。「このサイトのここが好き」を具体的に聞く
- 競合サイトは? — 差別化のために必要。「似たくない」サイトも重要な情報
- 避けたいデザインは? — 実は「好きなもの」より「嫌いなもの」を聞く方が好みが分かったりします。「絶対にこうはしたくない」は強いヒント
- コーポレートカラー・ロゴの規定は? — ブランドガイドラインがあれば共有してもらう
私の場合、Pinterestでイメージボードを作って共有することが多いです。言葉で「こんな感じ」と言うより、ビジュアルを並べた方が100倍速く認識が合います。
カテゴリ4: 機能・システム要件(SYSTEM)
後から「あれもできないの?」とならないために、技術的な要件も最初に固めておきます。
- 更新システム(CMS)は必要? — WordPressで自分たちでお知らせを更新したい、ブログを書きたい、商品を追加したいなど
- 必要な機能は? — お問い合わせフォーム / 予約システム / SNS連携 / 多言語対応 / 会員機能 / EC機能
- ドメイン・サーバーの状況は? — 新規取得か既存利用か。サーバー移行が必要な場合は追加工数
- 既存サイトとの関係は? — リニューアルなら旧URLからのリダイレクト設計が必要。SEOの引き継ぎも要確認
特にCMSの要件は重要です。「あとからWordPressに変えたい」は制作後だとかなりの工数になるので、最初に決めておくべきポイントです。
カテゴリ5: 予算と納期(BUDGET)
お金と時間の話は、最初にクリアにしておくのがお互いのためです。後になるほど言いづらくなります。
- 希望予算は? — 予算の範囲内で優先順位をつけた提案がしやすくなる。「予算はまだ決まっていない」場合でも上限だけは確認する
- 希望公開日は? — 「〇月のイベントに間に合わせたい」など固定の期限がある場合は逆算が必要
- 素材の準備状況は? — 原稿・写真・ロゴデータの有無。ここの準備が遅れると納期が確実にズレる。制作側として一番困るポイント
- 公開後の運用は? — 更新は自社でやるのか、保守契約を結ぶのか。ここを決めておかないと公開後に宙ぶらりんになる
まとめ
- GOAL(目的): 何のためにサイトを作るか。KPIを数字で決める
- TARGET(ターゲット): 誰に、何を伝えるか。解像度を上げる
- TASTE(デザイン): 参考サイト3〜5つで認識を合わせる。言葉より画像
- SYSTEM(機能): CMS・必要機能・ドメインを最初に決める
- BUDGET(予算・納期): 上限と期限。素材の準備状況も確認
AIでコードや文章を速く作れる時代ですが、「何を作るか」を決めるヒアリングは人間がやるべき最も重要な仕事です。ここをしっかり押さえれば、制作途中の「思っていたのと違う」が劇的に減ります。