Google Flow 使い方|4ステップでAI動画を作る手順
「Google Flowって結局どう使うの?」という質問、最近よく聞かれるんですよね。
Google Flowは、Google DeepMindの動画生成モデル「Veo 3.1」と「Gemini Omni Flash」を搭載したAI動画制作ツールで、テキストを入力するだけで映画のような動画を生成できます。私も実案件のPR動画制作で使っていますが、正直なところ、使い方にコツがあります。
この記事では、Google Flowにログインして動画を作る具体的な手順と、クオリティを上げるためのプロンプトの書き方、料金とクレジットの考え方を、2026年10月10日時点の公式ヘルプで照合した内容でまとめました。
Google Flow 使い方【30秒で結論】
- 使うのは4ステップ:①ログインしてプロジェクト作成 ②プロンプト入力 ③フレーム・素材の指定 ④つなぎ・書き出し
- プロンプトは5要素(被写体・アクション・環境・カメラワーク・スタイル)を入れるのが基本。日本語でOK
- 料金は無料枠が1日50クレジット。有料はGoogle AI Plus 725円(月200)・Pro 2,900円(月1,000)・Ultra 14,500円〜(2026年10月時点)
- 1回の生成は4・6・8秒(Gemini Omni Flashは最長10秒)。長くしたいときは拡張でつなぐ
- 商用利用を禁じる規約はなく、Googleは生成物の所有権を主張しない。ただし無料〜Proの動画には目に見える透かしが入る
Google Flow 使い方の前に|何ができるツールか
Google Flowは、Googleが提供するAI動画制作プラットフォームです。2025年にVideoFXから進化して「Flow」にリブランドされました。
最大の特徴は、テキストプロンプトから映画のような映像を生成できること。2026年10月時点でFlowから選べる動画モデルは次の4つです(公式ヘルプのモデル一覧で確認。旧「Veo 3」は一覧から外れています)。
| 動画モデル | 長さ | 1本のクレジット | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| Veo 3.1 Lite | 4・6・8秒 | 10(Ultraは5) | 下書き・構図のテスト。拡張(Extend)に対応 |
| Veo 3.1 Fast | 4・6・8秒 | 20(Ultraは10) | 速さと画質のバランス |
| Veo 3.1 Quality | 4・6・8秒 | 100 | 納品用の本番クリップ(素材参照・拡張は非対応) |
| Gemini Omni Flash 1.1 | 4・6・8・10秒 | 720pで7〜15、360pで4〜7 | 10秒まで欲しいとき・安く試すとき。動画の編集にも対応 |
画像生成はNano Banana系(無料の既定はNano Banana 2 Lite、Ultraの既定はNano Banana Pro)で、Flowの中で画像→動画までつなげて作れます。
料金とクレジット(2026年10月時点)
Flow自体に料金はなく、どのGoogle AIプランに入っているかで毎月もらえるクレジットが決まる仕組みです。無料でも使えます。
| プラン | 月額 | Flowクレジット | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 1日50(繰り越し不可) | 720p・Liteなら1日5本。まず試すならここ |
| Google AI Plus | 725円 | 月200+1日50 | 個人で試すならここから。ストレージ400GB |
| Google AI Pro | 2,900円 | 月1,000+1日50 | ストレージ5TB。実務の主力プラン |
| Google AI Ultra(5x) | 14,500円 | 月10,000+1日50 | 動画を大量に作る人向け。LiteとFastの消費が半分 |
| Google AI Ultra(20x) | 32,000円 | 月25,000+1日50 | 法人・制作会社向けの最上位。目に見える透かしが原則入らない |
無料枠の1日50クレジットは、その日の最初の生成で付与され、使い切れなかった分は翌日に持ち越せません。Veo 3.1 Liteなら1日5本、Fastなら2本が目安で、Quality(100)は無料枠だけでは1本も作れません。月次クレジットも請求期間の開始時に更新され、余りは繰り越せません。
プラン選びの詳しい比較は Google Flowの料金と無料プランでできること、クレジットの使い方は Google Flowのクレジット節約術7つ にまとめています。
STEP 1:ログインしてプロジェクトを作る
- labs.google/fx/tools/flow にアクセスする(flow.google.com に転送されます)
- Googleアカウントでログインする。18歳以上の年齢確認が必要です
- 利用規約に同意して、「新しいプロジェクト」をクリック
対応地域は公式ヘルプの「対応している国と地域」に一覧があり、日本は対応地域に入っています(2026年10月時点)。なお日本では、有料プラン向けに追加購入する「AIクレジット」はまだ提供されていません。毎月付与されるクレジットと無料枠は通常どおり使えます。
「ログインできない」「お住まいの地域では利用できません」と出るときは、①年齢確認が済んでいないアカウント、②Workspaceアカウントで管理者がFlowをオンにしていない、③対応地域外からのアクセス、のどれかであることがほとんどです。公式はデスクトップのChromiumベースのブラウザ(Chromeなど)を推奨していて、スマホのブラウザだと動作が安定しないことがあります。
STEP 2:プロンプトを入力して動画を生成
プロジェクトを開いたら、画面下のプロンプトボックスに作りたい動画の内容を書きます。モデル名をクリックして「動画」を選び、アスペクト比・出力の数・生成の長さ(4・6・8秒)・モデル(Lite/Fast/Quality/Omni Flash)を設定してから生成します。
プロンプトは日本語で大丈夫です。私は日本語で書いて、カメラワークや質感の単語だけ英語を添えています。日本語と英語の精度差や、英語に切り替えたほうがいいケースは Google Flowは日本語プロンプトで使える? で実例つきにまとめました。
プロンプトの基本構造
効果的なプロンプトは、以下の5要素を含めると品質が上がります。
| 要素 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 被写体 | 何を映すか | a young woman, a coffee cup |
| アクション | 何をしているか | walking through, pouring |
| 環境 | 場所・背景・照明 | a sunlit forest, a modern office |
| カメラワーク | 撮影手法 | slow dolly shot, close-up, aerial view |
| スタイル | 映像の雰囲気 | cinematic, warm color grading |
実際のプロンプト例
カフェのPR動画風:
Cinematic close-up of freshly brewed coffee being poured into a ceramic cup, steam rising, warm morning light streaming through a window, shallow depth of field
自然風景:
Aerial drone shot slowly descending over a misty mountain valley at sunrise, golden light illuminating the peaks, cinematic color grading, ultra-wide angle
プロダクト紹介風:
Slow orbit shot around a minimalist white smartphone on a reflective surface, soft studio lighting, clean background, product photography style
出力の数を2〜4本にしておくと、同じプロンプトから複数パターンが出るので、良いものを選んでから追加生成するほうが効率的です。シーン別のテンプレは Google Flowのプロンプトの書き方 にあります。
STEP 3:フレーム・素材で精度を上げる
テキストだけで思い通りにならないときは、画像を渡します。やり方は2つあります。
- フレーム:モデル名→「動画」→「フレーム」で、開始フレームと終了フレームに画像をドラッグし、間の動きをプロンプトで指示する。ロゴや商品写真から動画を作るときや、シーン間のつなぎを滑らかにしたいときに有効
- 素材(Ingredients):モデル名→「動画」→「素材」で、参照画像・動画・キャラクターを「@」で呼び出して使う。同じ人物や商品を複数カットで使い回すときに使う
注意点が1つ。素材参照に対応しているのはVeo 3.1 Lite・Fast・Gemini Omni Flashで、Qualityは非対応です(2026年10月時点の公式モデル一覧)。「本番だけQuality」は素材参照では成立しないので、画質を上げたいときは生成後のアップスケールで対応します。手順の詳細は Google Flowで画像から動画を作る5手順 を参考にどうぞ。
STEP 4:つないで書き出す
生成したクリップは、Flowのシーンビルダーでタイムライン上に並べて1本にまとめられます。1回の生成は最長8秒(Omni Flashは10秒)なので、長い動画は「拡張(Extend)」で続きを生成してつなぎます。拡張に対応するのはVeo 3.1 Liteの8秒クリップで、1回ごとにLite1本分のクレジットがかかります。30秒以上を作る設計は Google Flowで8秒以上の長い動画を作る5手順 にまとめています。
書き出しはMP4形式。解像度は720pが基本で、1080pへのアップスケールは有料プラン(Plus/Pro/Ultra)なら0クレジット、4KはUltra限定で10クレジットです。無料プランは720pのままですが、SNS投稿には十分な画質です。
よくある失敗と対処法
映像がぼやける・不自然になる
プロンプトが抽象的すぎるケースがほとんどです。「beautiful video」のような曖昧な表現ではなく、カメラワーク・照明・質感を具体的に指定してください。
人物の顔が崩れる
顔のアップはまだ崩れやすい領域です。ミディアムショットやワイドショットで撮るプロンプトにすると自然に見えます。同じ人物を複数カットで使う場合は、素材参照で参照画像を1枚に絞ると安定します。
クレジットがすぐなくなる
「生成」を押す前にプロンプトを十分に練ること。試し打ちはLite(10クレジット)で回し、構図が決まってからFastやQualityに切り替えるのが現実的です。失敗した生成のクレジットは原則戻ります。動画が生成されない・エラーが出る場合の切り分けは Google Flowで動画が作れない時の原因7つと対処 を参考にしてください。
商用利用と透かしの扱い
公式ヘルプは「Googleが生成物の所有権を主張することはない」と明記していて、商用利用を禁じる条文もありません。可否がプランで分かれるという記載もないです(2026年10月時点)。
ただし、すべての動画にSynthID(目に見えない透かし)が入るのに加えて、無料・AI Plus・AI Proで生成した動画には目に見える透かしが入ります。AI Ultraは現地の規制で義務付けられている場合のみです。クライアント納品や広告に使うなら、透かしの扱いを先に決めておきましょう。詳しくは flow 商用利用はOK?Google Flowのルール5つ で整理しています。
AI動画を「仕事に活かしたい」という方へ
MJ-LabではAI動画制作レクチャーを提供しています。プロンプトの書き方から実案件での活用まで、マンツーマンでサポートします。
Google Flowの使い方でよくある質問
Q1. Google Flowは無料で使えますか?
使えます。Googleアカウントがあれば1日50クレジットが付与され、Veo 3.1 Liteなら1日5本、Fastなら2本が目安です。Quality(1本100クレジット)は無料枠だけでは作れません。使い切れなかった分は翌日に繰り越されません(2026年10月時点)。
Q2. 日本語のプロンプトでも使えますか?
使えます。日本語で書いても生成でき、カメラワークや質感の専門用語だけ英語を添えると狙いどおりになりやすいです。日本語と英語の精度差は別記事で実例つきに比較しています。
Q3. 1本の動画は何秒まで作れますか?
Veo 3.1(Lite/Fast/Quality)は4・6・8秒、Gemini Omni Flashは最長10秒です。これより長い動画は、拡張(Extend)で続きを生成するか、シーンビルダーでクリップをつないで作ります。
Q4. ログインできない・「お住まいの地域では利用できません」と出るのはなぜですか?
18歳以上の年齢確認が済んでいないアカウント、Workspaceで管理者がFlowを有効にしていない、対応地域外からのアクセス、のいずれかがほとんどです。日本は対応地域に含まれています。デスクトップのChromeなどChromiumベースのブラウザで開き直すと直ることも多いです。
Q5. 作った動画は商用利用できますか?
公式ヘルプはGoogleが生成物の所有権を主張しないと明記しており、商用利用を禁じる条文もありません。ただし無料・AI Plus・AI Proで作った動画には目に見える透かしが入るので、納品物に使うときは透かしの扱いを先に決めてください。
まとめ
- Google FlowはVeo 3.1とGemini Omni Flashを選べる動画生成ツール。無料でも1日50クレジット使える
- プロンプトは5要素(被写体・アクション・環境・カメラワーク・スタイル)。日本語でOK
- フレームと素材参照で画像から動かすと精度が上がる(素材参照はQuality非対応)
- 1回は4〜8秒。長い動画は拡張とシーンビルダーでつなぐ
- 無料〜Proの動画には目に見える透かし。納品物は透かしの扱いを先に決める
→ FlowとGemini・Veo 3.1の違い|どれを使えばいいか4タイプ別に整理
→ Google FlowとVeo3.1の違いとは?AI動画制作への活用法を整理する
※ 本記事の料金・クレジット・モデルの仕様は、Google Flow ヘルプ(Flowの開始/クレジット/モデル一覧/対応している国と地域)とGoogle AIプランのページで2026年10月10日に確認した内容です。
まずは気軽に、ご相談ください。