AIプロンプトの書き方|仕事で使える5つの型
ChatGPTやClaude、Geminiを仕事で使っているけど、なんか毎回「うーん、そうじゃないんだよな…」みたいな回答が返ってくる。そんな経験、ありませんか。
私もフリーランスとして独立してから毎日のようにAIを使っているんですが、最初の半年くらいは正直、AIの回答に満足できないことが多かったんですよね。
で、あるとき気づいたんです。AIが悪いんじゃなくて、指示の出し方(プロンプト)に「型」があるということに。
営業・起業・人材業界を経てエンジニアに転身し、今はAIを使った制作やレクチャーを仕事にしている私が、実務で本当に使っている「プロンプトの型」を5つ紹介します。
この記事を読むと、こんなことができるようになります。
- AIの回答精度が目に見えて上がる
- 「指示→修正→再指示」のループが減る
- 提案書・メール・企画書が半分の時間で仕上がる
型1:ロール指定 — 「あなたは〇〇の専門家です」
まず一番基本にして一番効果があるのが、AIに「役割」を与えることです。
たとえば「提案書を書いて」とだけ言うのと、「あなたはWeb制作歴10年のディレクターです。中小企業の経営者向けに提案書を書いてください」と言うのでは、回答の具体性がまったく違います。
ざっくりいうと、AIは「誰として答えるか」が決まると、その人が使いそうな語彙・構成・視点に自動で合わせてくれるんですよね。
実務での使い方
私がよく使うのはこんな感じです。
- 「あなたは中小企業向けのWebマーケティングコンサルタントです」→ LP改善案を出す
- 「あなたはフリーランス歴5年のエンジニアです」→ 技術選定の相談
- 「あなたは〇〇業界の採用担当者です」→ 採用サイトのコピーを考える
ちなみに、2026年4月時点でこの「ロール指定」が特に効くのはClaude(Claude 4.5/4.6)とChatGPT(GPT-5.2)です。Gemini 3も対応していますが、やや効きが弱い印象があります。
型2:出力形式の指定 — 「表形式で」「箇条書きで」
これ、意外とやっていない人が多いんですが、「どんな形で答えてほしいか」を指定するだけで、使いやすさが全然変わります。
「メリットとデメリットを教えて」だけだと、長い文章でダラダラ返ってくることがありますよね。でも「メリットとデメリットを表形式で、各3つずつ」と指定すると、そのまま資料に貼れるレベルの整理された回答が返ってきます。
よく使う出力形式の指定
- 「箇条書きで5つ」 — アイデア出し、チェックリスト作成
- 「表形式で比較」 — ツール比較、料金比較
- 「200文字以内で」 — SNS投稿文、キャッチコピー
- 「ステップ形式で」 — 手順書、マニュアル
- 「JSON形式で」 — 開発者向け、データ整理
型3:ステップ分解 — 「まず〇〇して、次に〇〇して」
複雑なタスクをAIに頼むとき、一発で完璧な回答を求めるとだいたい失敗します。
で、私がやっているのは「思考のステップを分解して指示する」方法です。
たとえば「LPのコピーを書いて」ではなく、こう指示します。
ステップ1: まずターゲットユーザーの悩みを3つ挙げてください
ステップ2: 各悩みに対する解決策を1行で書いてください
ステップ3: ステップ1と2をもとに、ファーストビューのキャッチコピーを3案出してください
こうすると、AIが各ステップで「考えてから」次に進むので、最終的な出力の精度がかなり上がるんですよね。
私がクライアントのLP制作をするときも、いきなり全体を書かせるんじゃなくて、「ペルソナ整理→悩み抽出→構成案→各セクション」とステップを踏ませています。
型4:制約条件 — 「〇〇は使わない」「〇〇を含めて」
AIって、放っておくと「いい感じの一般論」を返しがちなんですよね。
それを防ぐのが「制約条件」です。何を入れて、何を入れないかを明確に指示します。
具体例
- 「カタカナ語を最小限にして、中小企業の経営者が読んでも分かる表現で」
- 「『しかし』『ただし』の逆接を使わず、ポジティブな表現で」
- 「競合の名前は出さず、自社の強みだけで構成して」
- 「500文字以内、箇条書き禁止、会話調で」
制約をつけるとAIの「自由度」が下がるので、かえって狙い通りの回答が返ってきやすくなる。これ、けっこう逆説的なんですが、私の実感としては一番効果が大きい型かもしれません。
型5:フィードバックループ — 「改善点を3つ挙げて、修正版を出して」
最後の型は「AIに自分の出力を評価させる」方法です。
1回目の回答をもらったあとに、こう聞きます。
上記の回答について、以下の観点で改善点を3つ挙げてください:
1. 読者にとって分かりやすいか
2. 具体性が十分か
3. 冗長な部分はないか
その上で、改善版を出力してください。
これ、やってみると分かるんですが、2回目の出力が明らかに良くなります。AIが「自分で自分を校正する」感じですね。
私はブログ記事の下書き、クライアントへの提案文、レクチャー用の資料…だいたい全部このフィードバックループを最後にかけています。
まとめ:プロンプトの型5つ
- ロール指定 — AIに役割を与えて、回答の視点を固定する
- 出力形式の指定 — 表・箇条書き・文字数で、そのまま使える形にする
- ステップ分解 — 複雑なタスクは段階を踏ませて精度を上げる
- 制約条件 — 入れるもの・入れないものを明示して、一般論を防ぐ
- フィードバックループ — AIに自己評価させて、2回目で仕上げる
どれも難しいことじゃないんですが、5つ全部を意識するだけで、AIとの仕事のやり方がけっこう変わるはずです。まずは1つ、今日の仕事で試してみてください。
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