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LP制作の依頼を受けたとき、AIを使い始める前と後で、仕事の進め方がかなり変わりました。以前は1本のLPを仕上げるのに2〜3週間かかっていたのが、今は慣れたテーマなら5〜7日で納品できるようになっています。
「でも、AIで作ったものってクオリティ下がらないの?」という疑問はよく聞きます。結論から言うと、下がりません。むしろ上がる部分もあると思っていて。AIはあくまで「道具」なんですよね。ChatGPTが提案したコピーをそのまま使うんじゃなくて、叩き台として使いながら、ビジネス視点で整えていく。その使い方をすれば、1人の制作者が出せるアウトプットの量と質が、まったく別次元になります。
今回は、私が実際にLPを制作するときに使っているAI活用ワークフローを、全ステップ公開します。プログラミングスクールでゼロからエンジニアを目指して、その後フリーランスとして独立してから試行錯誤してきた方法なので、「AIをどう実務に組み込むか」という視点で読んでもらえると参考になると思います。
LP制作×AIの全ワークフロー(概要)
ざっくりいうと、こういう流れです。
- ヒアリング内容をChatGPTで整理する
- LP構成・コピーをChatGPTで叩き台を作る
- 画像・ビジュアルをAIで生成する(Nano Banana Pro / Midjourney)
- コーディングをAIと一緒に進める(Claude Code / ChatGPT)
- 品質チェック・修正・納品
各ステップを詳しく解説します。
STEP1: ヒアリング内容をChatGPTで整理する
LP制作でよくある失敗のひとつが、「ヒアリングが甘くて後から大幅修正になる」です。これ、AIを使うと防ぎやすくなるんですよね。
やり方はシンプルで、クライアントとの打ち合わせ後に、メモをChatGPTに投げて整理させます。使うプロンプトはこんな感じです。
以下はLP制作のクライアントとの打ち合わせメモです。
[ターゲット・商品の強み・競合との差別化・申込みしてほしい行動・クライアントの懸念点]
の5項目に整理してください。
[打ち合わせメモをここに貼り付け]
これをやるだけで、「あれ、競合との差別化ポイントって何だっけ」みたいな見落としが激減します。整理された内容をクライアントに送ってフィードバックをもらうと、認識のズレも早い段階で修正できます。
STEP2: LP構成・コピーライティング
構成はChatGPTに叩き台を作らせる
LP構成って、慣れていないと何から考えればいいか迷うじゃないですか。AIを使うと一瞬でたたき台が出てくるので、そこを起点に考えられます。使うプロンプトはこんな感じです。
以下の条件のLPを作ります。
・商品/サービス: [サービス内容]
・ターゲット: [ペルソナ]
・強み・差別化: [強みを箇条書き]
・最終的にしてほしい行動: [問い合わせ/申込み等]
AIDA(注意→興味→欲求→行動)の構成で、
LPのセクション構成案を5〜7つ出してください。
出てきた構成を見ながら「ここはこのクライアントの強みと合ってないな」とか「このセクションは不要だな」という判断を加えて、構成を確定させます。
コピーは複数案を出させて組み合わせる
構成が決まったら、各セクションのコピーをChatGPTに書かせます。大事なのは複数案を出させることです。1案だけ出させて「これでいいや」とやると、どうしても平均的なコピーになりがち。3〜5案出させて、いいところを組み合わせるか、自分で書き直す素材として使うのが正解です。
ちなみに、ChatGPTは無料プランでも叩き台出しはできますが、量を出したいなら有料プランのほうが快適です。コピーの叩き台出しはかなり頻繁にやるので、個人的には有料プランに入る価値はあると感じています(モデル名と料金は変わりやすいので、申し込む前に公式の料金ページで確認してください)。
STEP3: 画像・ビジュアル生成
2026年時点でLP制作によく使う画像生成AI
画像生成AIは選択肢が増えてきていて、用途によって使い分けが重要になっています。私がよく使うのはこの2つです。
- Nano Banana Pro(Google): Googleの画像生成モデルで、GeminiアプリやGoogle Flowから使えます。Flowでは無料枠で軽量版の Nano Banana 2 Lite、有料プラン(Google AI Plus 月額725円〜)で Pro が使えます(2026年10月時点・Flow公式のモデル一覧で確認)。フォトリアルな人物・商品写真系が得意で、無料枠があるのがフリーランスにはありがたいです
- Midjourney(有料・月額プラン): アート系・ブランドイメージを打ち出したい場合。クオリティはトップクラスで、世界観を演出するヒーローイメージに向いています
大雑把にいうと、「コストを抑えてリアル系画像を作りたい」ならNano Banana Pro、「世界観・雰囲気を前面に出したいビジュアル」ならMidjourney、という使い分けをしています(2026年10月時点)。
プロンプトの作り方
どちらも英語プロンプトが基本です。ChatGPTに日本語で意図を説明して、英語プロンプトに変換してもらうのが一番速いです。
以下のシーンを画像生成AI用の英語プロンプトに変換してください。
・画像の内容: [説明]
・雰囲気・スタイル: [スタイル]
・用途: LPのヒーローイメージ(横長・ブランドイメージ系)
プロンプト変換をAIに任せることで、「英語で何と書けばいいか分からない」という詰まりポイントがなくなります。
STEP4: コーディング
AIとペアプログラミングする感覚で進める
コーディングはClaude(ターミナルで動くClaude Code)かChatGPTを使います。私の場合はHTML/CSS/JavaScriptの基本は書けるので、「AIに全部書かせる」ではなく、「AIに提案させながら自分で判断する」使い方です。
セクションごとにこんな感じで進めます。
LP制作をしています。
以下の仕様でヒーローセクションのHTMLとCSSを書いてください。
・構成: テキスト+CTAボタン(左)+画像(右)の2カラム
・デザイン: 背景色 #0F172A、メインカラー #0D9488
・レスポンシブ: スマホ優先(ブレークポイント: 768px)
AIが書いたコードをそのまま使うんじゃなくて、「ここのスペーシングが違う」「このボタンのホバーエフェクトを変えたい」という調整を自分でやります。この最終調整の部分がAIとの協業で一番大事で、ここをサボると「なんとなくAIっぽい雰囲気」になってしまいます。
STEP5: 品質チェック・修正・納品
チェックリストもAIに作らせる
納品前のチェックって、自分でやると見落としが多いんですよね。これもAIに手伝ってもらいます。
LPの納品前チェックリストを作ってください。
・確認項目: デザイン整合性・コピーの誤字脱字・レスポンシブ表示・
表示速度・CTAボタン動作・フォーム動作・メタ情報
・各項目に「確認ポイント」を一言添えてください
出てきたリストをGoogleドキュメントに保存しておけば、毎回使いまわせます。初回だけ少し手間がかかりますが、2本目以降はそのままチェックに使えるので時間が大幅に短縮できます。
修正対応もAIで整理する
クライアントからの修正依頼が来たときも、内容をChatGPTに整理させると漏れが減ります。「このFBのどの部分が実装上難しいか」「代替案をどう提示するか」も相談できるので、クライアントとのやり取りが格段にスムーズになります。
工程別「人がやること・AIに任せること」早見表
ここまでの5ステップを、誰が何をやるかで整理するとこうなります。迷ったときはこの表に戻ると、AIに任せすぎて品質が落ちる事故が減ります。
| 工程 | AIに任せる | 人(制作者)がやる |
|---|---|---|
| ヒアリング整理 | メモの構造化・抜け漏れの指摘 | クライアントへの確認・優先順位の決定 |
| 構成・コピー | 構成案と複数のコピー案を出す | 強みとの整合チェック・最終的な言い回し |
| 画像 | 英語プロンプト変換・画像生成 | ブランドとの整合・権利面の確認 |
| コーディング | セクション単位のHTML/CSS生成 | スペーシング・動き・表示速度の最終調整 |
| チェック・納品 | チェックリスト生成・修正依頼の整理 | 実機確認・フォームの送信テスト・クライアント対応 |
私の体感だと、AIが効くのはコピーの叩き台と定型コードで、ここは時間が半分以下になります。逆に「何を伝えるか」の判断と最終調整は、AIを使っても時間は減りません。その分をかけるところだと思っています。
作ったLPを公開するまで:サーバーとドメインの準備(2026年10月時点)
LPは作って終わりじゃなくて、公開して初めて仕事になります。クライアント案件なら先方のサーバーに置くことも多いですが、自分の制作実績用や、サーバーごと任されるケースに備えて、自分のサーバーを1つ持っておくと楽です。私はエックスサーバーを使っていて、流れはこの4つです。
- プランと契約期間を選ぶ:スタンダードで十分。月額は36か月契約で693円〜、12か月で990円(2026年10月時点のキャンペーン価格・初期費用0円)
- WordPressクイックスタートを「利用する」にする:サーバー契約・ドメイン取得・SSL・WordPressインストールが申し込みと同時に終わります。作業時間は10分ほど
- 独自ドメインを決める:永久無料特典で12か月以上の契約なら1つ、24か月以上なら2つ無料。設定反映には最大1時間ほどかかります
- 静的HTMLのLPならFTP(またはファイルマネージャー)でアップロード、WordPressで組むならページを作って公開
注意点として、クイックスタートを使うと10日間の無料お試しは使えず、申し込み時点で支払いが発生します。「まず触ってみたい」だけなら、クイックスタートなしで申し込んで手動インストールする方法もあります。
まとめ:AIはLP制作の「速度と質の増幅装置」
AIを使ったLP制作の全工程をまとめると、こうなります。
- ヒアリングメモをChatGPTで整理→クライアントと認識を合わせる
- 構成・コピーはChatGPTで叩き台を出させて、自分でビジネス視点で調整
- ビジュアルはNano Banana Pro(無料枠あり)/ Midjourneyを用途で使い分け
- コーディングはClaude CodeやChatGPTとペアプログラミング感覚で
- 納品前チェックリストもAI生成→毎回使いまわす
大事なのは「AIに全部任せない」ことです。AIはあくまで速度と質を上げる道具で、ビジネス視点での判断とクライアントとのコミュニケーションは人間がやる。この役割分担を意識するだけで、1人でもかなりのアウトプットが出せるようになります。
私自身、プログラミングスクールでゼロからエンジニアを目指した経験から、最初は「AIを使うのはズルいのでは?」と感じていました。でも実際に使ってみると、AIは自分のスキルを増幅させる道具で、使わない理由がないと気づきました。興味があったら、まず1つのステップだけ試してみてください。
公開先のサーバーについては上の「サーバーとドメインの準備」のとおりで、私が使っているエックスサーバーならLPだけでなくブログやポートフォリオの土台にもそのまま使えます。
エックスサーバー|LP・ポートフォリオの公開に
国内シェアNo.1のレンタルサーバー。月額693円〜(36か月契約・2026年10月時点のキャンペーン価格)。独自ドメイン永久無料特典(12か月以上で1つ・24か月以上で2つ)・初期費用0円。LPの公開からWordPressサイトまで1契約でまかなえます。
サイトを公開するまでの全体像は、フリーランスのポートフォリオサイトの作り方5ステップでも解説しています。
よくある質問(FAQ)
AIで作ったLPをそのまま納品しても大丈夫?
そのままは危険です。コピーの事実関係(実績数・料金・効果の表現)はクライアントと必ず確認し、生成画像は権利と商用利用の条件を確認してから使います。AIの出力は叩き台として使い、最終調整と責任は制作者側が持つ前提で進めてください。
ChatGPTとClaude、LP制作ではどう使い分ける?
私はヒアリング整理とコピーの叩き台にChatGPT、コーディングにClaude Code(ターミナルで動くClaude)を使っています。どちらも得意不得意より「使い慣れているか」の差が大きいので、1本のLPを両方で作ってみて自分に合う方を主軸にするのが早いです。
画像生成AIの画像は商用LPに使える?
ツールごとに条件が違います。Google Flow(Nano Banana Pro・Veo 3.1)はGoogleが生成物の所有権を主張しない一方、無料・Plus・Proプランの動画には目に見える透かしが入ります。Midjourneyも有料プランでの商用利用が前提です。必ず各ツールの最新の利用規約を確認してから使ってください。
LP1本をAIで作ると、どれくらい時間が短縮できる?
私の場合、慣れたテーマなら2〜3週間かかっていたものが5〜7日になりました。短縮されるのはコピーの叩き台と定型のコーディング部分で、ヒアリング・判断・最終調整の時間はほとんど変わりません。
作ったLPはどこに公開すればいい?
クライアント案件は先方のサーバーに置くのが基本です。自分の実績用や、サーバーごと任される案件に備えるなら、自分でレンタルサーバーを1つ持っておくと楽です。私はエックスサーバー(スタンダード・月額693円〜、2026年10月時点のキャンペーン価格)を使っています。
関連サービス
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