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Webデザイナーとして副業を始めたものの、「なかなか単価が上がらない」「月10万の壁を越えられない」と感じている方は多いのではないでしょうか。

私自身、2020年にプログラミングスクールでゼロからエンジニア・デザイナーとして転身し、副業から独立を経験してきました。その過程で「単価が頭打ちになる時期」は誰しも必ず直面します。

この記事では、月10万円から月30万円へ単価をステップアップするための、現実的な7つのコツをお伝えします。「いつかやろう」ではなく、今日から動けるレベルに落とし込んでいますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

Webデザイナー副業 単価アップの結論

結論からお伝えすると、単価アップのカギは「デザインの技術力だけでは上がらない」という認識を持つことです。

単価が頭打ちになる人の多くは、技術力の不足よりも「見せ方」「提案力」「継続的な関係構築」に課題があります。月10万円は「作れる人」で到達できますが、月30万円は「成果を出せる人・信頼できる人」として認識されないと難しい水準です。

具体的には以下の7つを実践することで、段階的に単価を引き上げることができます。

では、それぞれを詳しく解説していきます。

7つのコツ|月10万→月30万への現実的ステップ

コツ①:ポートフォリオに「成果数値」を入れる

ポートフォリオに「制作物の見た目」だけを載せている方は非常に多いです。しかし高単価クライアントが本当に見ているのは、「このデザイナーに頼むと何が変わるのか」という成果の根拠です。

たとえば、以下のような数値を入れるだけで印象は大きく変わります。

もちろん、全ての案件で数値が取れるわけではありません。最初のうちは「クライアントに感想ヒアリングをして言葉を残す」「Googleアナリティクスの閲覧権限をもらって確認する」という習慣をつけることが大切です。

ポートフォリオの作り方については、Webデザイナー副業 ポートフォリオの作り方5要素でも詳しく解説しています。

コツ②:提案文をテンプレ化+カスタマイズの2層構造

クラウドソーシングで案件を取りにいく際、毎回ゼロから提案文を書いている方は時間対効果が著しく低下します。提案文は「テンプレ部分(7割)+カスタマイズ部分(3割)」の2層構造にすることを強くおすすめします。

テンプレ部分には、自己紹介・実績・得意領域・作業フローを固定で入れておきます。カスタマイズ部分には、募集要項を読んで「このクライアントが本当に困っていること」に刺さる一言を追記します。

この構造にするメリットは2つです。1つは提案にかかる時間が大幅に減ること。もう1つは、カスタマイズ部分に集中できるため、的を絞った提案ができるようになることです。

提案文の質が上がると採択率が上がり、採択率が上がると「選ばれる実績」が積み重なるため、次第に強気な単価設定ができるようになります。

コツ③:制作後のディレクション・運用提案で継続化

単価アップで最も効率的なのは、「新規獲得」ではなく「既存クライアントへの提案拡大」です。サイト制作が完了した後に何もしなければ、そこで関係は終わります。しかし、サイト公開後の状況を一緒に考えると、継続的な契約に発展します。

具体的には、以下のような提案が有効です。

私自身の経験でも、1件の制作案件から「月次の運用サポート」に発展したケースが複数あります。月3〜5万円の継続案件が3件あるだけで、毎月の土台収益が作れるようになります。

コツ④:稼働時間あたり単価で逆算する

「月30万円を目指す」と言っても、稼働時間によっては疲弊するだけです。重要なのは「時間あたり単価」で考えることです。

たとえば、副業として月60時間稼働できる場合、目標収入から逆算した時間単価は次のようになります。

目標月収月稼働時間必要な時間単価
月10万円60時間約1,667円/時間
月20万円60時間約3,333円/時間
月30万円60時間約5,000円/時間

時間単価5,000円を実現するには、「1案件5万円を10時間で仕上げる」か「1案件20万円を40時間で仕上げる」かを考えることになります。単純に案件数を増やすのではなく、1件あたりの質と効率を上げる視点が不可欠です。

コツ⑤:得意ジャンルを2つに絞り込む

「何でも作れます」と言っているデザイナーより、「飲食店向けのLP制作が得意です」と言えるデザイナーの方が、特定のクライアントから選ばれやすくなります。

得意ジャンルを絞るメリットは3つです。

おすすめは「業種軸」×「制作物軸」の組み合わせです。例えば「飲食店向けのLP・メニュー表デザイン」「士業向けのコーポレートサイト・採用ページ」のように、2軸で定義すると明確になります。

副業から始める案件探しには、Webデザイナー副業の案件サイト5選比較も参考にしてみてください。

コツ⑥:直接契約への移行(クラウドソーシング→直)

クラウドソーシングは案件を探すのに便利ですが、プラットフォームの手数料(10〜20%)が引かれるため、稼げる上限に限界があります。単価30万円の壁を越えるためには、クラウドソーシングを「実績づくりの場」として活用しつつ、直接契約へ移行する戦略が有効です。

直接契約に移行する主な方法は以下の3つです。

直接契約に移行することで、手数料分の単価を丸ごと手元に残せます。さらに、クライアントとの長期的な信頼関係が築きやすくなるため、継続案件に発展しやすくなります。

在宅での副業スタートについては、Webデザイナーの在宅副業 始め方5ステップもあわせて参考にしてください。

コツ⑦:スキルアップ投資(Figma上級・コーディング・UX)

最後のコツは、スキルアップへの投資です。月30万円を安定して稼ぐデザイナーは、多くの場合「Figmaの高度な使いこなし」「HTML/CSSコーディングができる」「UXの基礎知識がある」という3つのスキルを持っています。

特に現場で評価が高いのは「デザインもコーディングも対応できる」いわゆる「デザイナー×コーダー」の掛け合わせスキルです。制作会社やスタートアップからの依頼では、デザインカンプ通りのコーディングまでワンストップで依頼できる人材の需要が高く、単価交渉でも有利に立てます。

ただし「何でも学ぼう」とすると時間が足りなくなります。自分の今の課題を1つ選んで、3ヶ月間集中するのが現実的です。

Webデザインのスキルを体系的に身につけたい方へ

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単価相場の早見表(2026年・案件タイプ別)

副業デザイナーとして参考にしたい、2026年時点の案件タイプ別の単価相場をまとめました。

案件タイプ初心者〜中級者中級者〜上級者
バナー制作(1点)3,000〜8,000円1万〜2.5万円
LP制作(1ページ)3万〜8万円10万〜25万円
コーポレートサイト(5〜10ページ)10万〜20万円30万〜80万円
ECサイトデザイン15万〜30万円50万〜150万円
月額運用・バナー保守月2万〜5万円月8万〜20万円
ロゴ・ブランディング3万〜10万円15万〜50万円

上記はあくまで目安です。実際の単価はクライアントの業種・規模・要件の複雑さ・納期によって大きく変動します。この相場を基準に、自分のスキルレベルと照らし合わせて価格設定の参考にしてください。

月10万円の収益ロードマップについては、Webデザイナー副業 月10万|12ヶ月ロードマップ【2026】で詳しく解説しています。

単価アップで陥りがちな失敗3つと回避法

失敗①:単価を上げた瞬間に案件が取れなくなる

単価を一気に引き上げると、今まで取れていた案件が急に取れなくなることがあります。これは「単価に見合う実績・ポートフォリオが追いついていない」サインです。

回避策は「段階的な値上げ」です。現在の単価の1.2〜1.5倍程度に上げ、その単価で2〜3件実績を作ってからまた上げる、というサイクルを繰り返します。

失敗②:低単価クライアントを切れず単価が混在する

長くお付き合いしてきたクライアントの単価を上げづらく、いつまでも低単価案件を抱えてしまうケースは多いです。このまま放置すると、稼働時間が低単価で埋まり、高単価案件を受ける余裕がなくなります。

回避策は「更新タイミングで単価改定を提案する」ことです。「来月から料金を改定させていただく」とお知らせし、継続してもらえる場合は新単価で、そうでなければ丁寧に終了します。関係が長いほど言いにくいですが、これを避けていると上限が突破できません。

失敗③:副業収入が増えると税務処理を後回しにしてしまう

月20〜30万円を副業で稼ぐようになると、確定申告が必要になります(副業所得が年間20万円超)。確定申告を後回しにすると、まとめて処理する手間と精神的負担が大きくなります。

毎月の収支を記録する習慣をつけておきましょう。確定申告について不安な方は、Webデザイナー副業の確定申告を参考にしてください。

スキル磨きには学習サポートも有効

単価アップに向けてスキルを伸ばしたいとき、独学だけでは「何を学べばいいかわからない」「学習の優先順位がつけられない」という壁にぶつかりがちです。

私自身、独学でエンジニア転身した経験から感じているのは、「スクールは知識を買う場所ではなく、迷いを減らす場所」だということです。何を学ぶかを迷う時間がゼロになるだけで、実際の学習効率は大きく変わります。

Webデザインのスキルアップを考えている方には、現役プロのマンツーマン指導で自分のペースで学べるスクールを検討してみるのも一つの選択肢です。

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よくある質問(FAQ)

未経験から月10万→月30万にどのくらいかかる?

個人差はありますが、月10万円まで到達するのに6〜12ヶ月、そこから月30万円へ引き上げるのにさらに12〜24ヶ月が目安です。ポートフォリオの充実・直接契約への移行・継続案件の獲得をどれだけ戦略的に進められるかで大きく変わります。

単価交渉のタイミングはいつがいい?

最も交渉しやすいのは「新規案件の提案時」です。既存クライアントへの値上げは、契約更新タイミングや「新しいサービスメニューに整理しました」という形で伝えると角が立ちにくいです。「この案件だけ特別に安くする」を続けると、そのまま固定化されてしまうので注意が必要です。

直接契約とクラウドソーシング、どちらが稼げる?

長期的には直接契約の方が稼げます。クラウドソーシングはプラットフォーム手数料(10〜20%)が引かれるうえ、価格競争になりやすい構造です。ただし直接契約には実績と信頼の蓄積が必要なので、最初の1〜2年はクラウドソーシングで実績を積んでから移行するのが現実的なルートです。

単価アップに必要なスキル投資の優先順位は?

現時点での自分のスキルセットによりますが、一般的な優先順位は「①Figmaの効率的な使いこなし」→「②HTML/CSSコーディング(基礎〜応用)」→「③UXの基礎(情報設計・ユーザーテスト)」の順です。特にコーディングができるようになると、受けられる案件の幅が一気に広がり、単価交渉の選択肢も増えます。

制作後の継続案件にするコツは?

制作完了時に「公開後の効果測定はどうされますか?」と一言聞くだけで、継続サポートの話題を自然に出せます。クライアントの多くは「誰かに継続的に見てほしい」と思っていますが、自分から言い出しにくいものです。こちらから提案することで、継続率は大きく上がります。月次レポートや定期バナー制作といった小さな継続案件から関係を深めていきましょう。